竹炭と竹酢液づくり

竹炭づくりの準備完了

 先日用意した竹を一斗缶にできるだけ詰め込み準備が完了したので、いよいよ竹炭と竹酢液を作ります。どうなることやら。

竹炭づくり

 火を入れてみたものの少し火からの距離が高すぎた様で時間が掛かりました。火を入れて間も無く一斗缶の中から煙が出始め、しばらくしてから竹酢液も垂れ始めたので、一先ずは大丈夫な様子。

薄い煙から徐々に濃い煙へ

 始めのうちは薄い煙が出始め、徐々に少し濁った様な濃い煙に変わってきます。午前中があっという間に過ぎて、火の番をしながら近くで昼飯をかっ込んで、そのまま火力を落とさずにガンガン燃やしましたが、今日の最高気温は16度、結構な汗をかきながらの炭焼きとなりました。火に入れてかれこれ5時間くらいで煙の色がまた変化しました。白く薄い煙になって、竹酢液の垂れかたも少し少なくなったので、そろそろ焼き上がりです。

竹炭と竹酢液

 初めてにしては結構まともに竹炭も竹酢液もよくできたと思います。竹炭はこの後水で洗ってみて、およそ半分くらいは細かくなってしまいましたが、畑に使うので問題ないです。竹酢液はコーヒードリップのろ紙でこしてみました。ま、竹酢液も畑に使うのでこのままも良いのですが。

 竹炭焼の課題は時間ですね。次回は火との距離をもう少し近くにして時間を短縮できるか試してみたいと思います。

竹炭と竹酢液をつくる準備

 まずは煙突つくりからです。家にあるもので作りたいので竹を利用することにしました。10メートルほどの竹を使い、ビニールハウス用のスチールパイプで全ての節を抜きました。思ったよりも簡単に節抜きができて、調子に乗って抜かなくていい節まで抜いてしまいました。なので、煙突の排気口の反対側を塞ぐ物を探していたら、香味シャンタンの缶がビックリするほどジャストフィットでただ嵌め込むだけで済みました。
 竹を燃やすのは一斗缶を使うため、その排気口に合わせて吸煙口を作り、最後に竹酢液が落ちてくる穴を開けたらひとまず煙突は完成です。

 竹炭をつくる一斗缶は、オイルが入っていた缶なので、中をきれいに洗浄した後、一度空焚きして準備完了。あとは、これらを全部組み立てたら完成ですが、今日は強風が吹いていて作業がし難かったので、組み立ては後日にしました。そして、肝心の竹炭になる竹を切り出しますが、この一斗缶に入る竹の長さは30センチ。このサイズに竹を切りそろえるのは結構な手間になります。

 竹炭をつくるために用意する竹は、一斗缶の中にできるだけ隙間なく詰め込みたいので、割った後に全ての節を金槌で落としていきます。その後、長さ30センチに切りそろえて準備完了!。炭焼き一回分くらいは竹も用意できました。

 竹炭は、消臭や除湿、浄水効果を利用して塩素を吸着させてミネラルウォーターを作ったり、炊飯器に入れてご飯を炊く人もいる様で、竹炭内のミネラルがご飯に入って美味しくなるようです。これらも試してみようと思いますが、私が竹炭を焼く一番の理由は畑に使うためです。耕作放棄地だった畑での野菜栽培はそのまま使うのが難しく、竹炭で土壌改良をしようと思っています。虫除けにもなりますしね。

 竹酢液は、入浴剤として利用する方が多い様ですね。あとは、天然の虫除けスプレーにしたり、化粧水の変わりや、消臭剤として使ったり、これから厳しくなる花粉症対策に使うという方もいます。竹炭よりも結構な利用用途がある様ですね。ですが、私はやはり竹酢液も畑や水耕栽培に使います。病害虫から防ぐことのできる天然農薬ですからね。