竹炭と竹酢液をつくる準備

 まずは煙突つくりからです。家にあるもので作りたいので竹を利用することにしました。10メートルほどの竹を使い、ビニールハウス用のスチールパイプで全ての節を抜きました。思ったよりも簡単に節抜きができて、調子に乗って抜かなくていい節まで抜いてしまいました。なので、煙突の排気口の反対側を塞ぐ物を探していたら、香味シャンタンの缶がビックリするほどジャストフィットでただ嵌め込むだけで済みました。
 竹を燃やすのは一斗缶を使うため、その排気口に合わせて吸煙口を作り、最後に竹酢液が落ちてくる穴を開けたらひとまず煙突は完成です。

 竹炭をつくる一斗缶は、オイルが入っていた缶なので、中をきれいに洗浄した後、一度空焚きして準備完了。あとは、これらを全部組み立てたら完成ですが、今日は強風が吹いていて作業がし難かったので、組み立ては後日にしました。そして、肝心の竹炭になる竹を切り出しますが、この一斗缶に入る竹の長さは30センチ。このサイズに竹を切りそろえるのは結構な手間になります。

 竹炭をつくるために用意する竹は、一斗缶の中にできるだけ隙間なく詰め込みたいので、割った後に全ての節を金槌で落としていきます。その後、長さ30センチに切りそろえて準備完了!。炭焼き一回分くらいは竹も用意できました。

 竹炭は、消臭や除湿、浄水効果を利用して塩素を吸着させてミネラルウォーターを作ったり、炊飯器に入れてご飯を炊く人もいる様で、竹炭内のミネラルがご飯に入って美味しくなるようです。これらも試してみようと思いますが、私が竹炭を焼く一番の理由は畑に使うためです。耕作放棄地だった畑での野菜栽培はそのまま使うのが難しく、竹炭で土壌改良をしようと思っています。虫除けにもなりますしね。

 竹酢液は、入浴剤として利用する方が多い様ですね。あとは、天然の虫除けスプレーにしたり、化粧水の変わりや、消臭剤として使ったり、これから厳しくなる花粉症対策に使うという方もいます。竹炭よりも結構な利用用途がある様ですね。ですが、私はやはり竹酢液も畑や水耕栽培に使います。病害虫から防ぐことのできる天然農薬ですからね。