わがまま果菜園BLOG開設

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 更新頻度は低いかもしれませんが、自然農法や固定種・在来種栽培など興味のある方、また、農業未体験だけど興味のあり方などアクセスいただけたら嬉しいです。

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当園では、農業体験も無料で可能です。
(ボランティアでわがまま果菜園を助けてやろう!という方歓迎します)
現在は以下の内容となります。
 ・竹林整備(竹の伐採や竹細工挑戦など)
 ・耕作放棄地再生(主に草刈りや雑木伐採:重労働です)
 ・栗拾い
 ・銀杏収穫(銀杏拾い、種取り、銀杏干しなど)

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耕作放棄地再生

 ここの狭い畑も2週間ほど前までは草茫々でした。しかも生茂っていたのは篠とツタ。そして雑木までビッシリ!正直一歩も立ち入れない状態でしたから、1反歩ほどの狭い畑なのに草刈りだけで1週間掛かりました。でも、やり終えると気持ちいいですね。

 畑の横の古道も再生!翌日の朝日が古道から登る風景はちょっと感動しました。

 1反歩のうち、木で仕切られたこちら側は日の光も木々のお陰で柔らかく差し込むため、ここでは鶏の放飼を考えています。ま、鶏の寝場所となる鶏小屋や、イタチなどの侵入者を防ぐための防護柵なども作らないといけないので、まだまだ先の話ですね。

 敷地内には、樹齢100年を越える銀杏の木が驚くほどの銀杏の実を付けています。日に日に実の落ちる量が増えてきているので、これも出来栄えを判断してから販売する予定です。

私が幼少の頃に植えられた栗

 桃栗三年柿八年と言われますが、30年以上もたった栗の木には、大きくて甘い栗の実がたわわに実ります。しかも、10年間以上も放置されていたこの栗畑は、完全に科学的な物質が抜け切り、自然界の力だけで実をつけてくれます。

 正直、畑の見た目はよくないですね、文字どおり草茫々だったため、ツタが栗の木に絡みつき、ツタの根を切った残骸が今もぶら下がったままです。そして、樹齢30年以上という栗では老木にあたる事もあり、あちこちで枝が折れてしまっています。

 今後、この栗畑は、草刈りはなるべくせずに、折れた枝や邪魔な雑木を取り除く程度で、なるべく手を加えずに、栗の木が元気になる様に手助けするだけの自然農法でやっていこうと考えています。

 わがまま果菜園のある、ここは志士庫地区と言われ、かつては栗の生産量日本一を誇った地域で、今でも志士庫栗は高い評価を受けています。その理由は、大きさと甘さ。4Lサイズになると大きさは45mm以上、重さは40g以上とかなり大きく、「サンマロン」としてブランド化されています。

 通常の栗は、一つのイガの中に上の写真の様に3つ実が入っていますが、サンマロンとなる4Lサイズの栗は、下の写真の様にイガ一つの中に1つしか実が大きくなりません。栄養が一粒の実に集中することで大きく甘くなる訳です。これが志士庫栗が誇るサンマロンになれる栗です。でも、すべての栗の木でこの様な大きな栗ができるわけではなく、サンマロンとして世に出せる最高品質の栗の収穫量は正直少ないのが現実です。だからサンマロンは値段が高くなってしまいます。それでも、一度、志士庫のサンマロンを食された方は「もう他の栗は食べれない」と満面の笑顔で喜んでいただけます。そのためだけに栗を栽培しているのかもしれませんね。

志士庫栗「サンマロン」