銀杏も洗い方を失敗すると訳あり品に

ぎんなん訳あり品

 ぎんなんを手洗いでちょっと油断するとご覧のとおり、果肉がきれいに落としきれずに汚れた様になってしまう。中は全く問題ないのにもったいない!しかしこれでは売り物にならないので訳あり品として売り先を探すとしよう。
 中には、こうした銀杏を全部割って中身だけを売っている様だが、うちはその手間は掛けられない。人手もなければ時間もない。その前に、こういうの割るのが苦手で、私がやったら大半を中身まで潰してしまう。

銀杏の出荷

干し終えた出荷前のぎんなん

 乾燥を終えて、これから出荷前の選別作業です。果肉を落とした後にゴシゴシ米研ぎの様に擦り合わせて洗うので、手洗いだからかちょっとした傷が入ってしまったものが多い気がします。傷が多いもの、汚れがあるもの、割れてしまったもの、粒の小さすぎるものなどを取り除き、サイズ別に選別をしてようやく出荷です。
 うちの銀杏は、家の敷地内に大分古い時代から生えている天然の銀杏なので、名産地などの銀杏と比べると少し味が薄い様にも感じます。でも火を入れるととっても香ばしくて、銀杏特有の香りと味わいが広がります。粒は、市販の銀杏と比べると少し小さめかな。