ミミズコンポストつくり

 春に備えてミミズコンポストを作ることにしました。工作を放棄していた畑に肥料として、あと液肥は水耕栽培に利用する予定です。自然農といいつつ施肥するんか!と突っ込まれそうですが、耕作放棄地の再生を早めるため短期間だけミミズにお世話になるつもりです。

 ミミズコンポストに使うミミズは、当初自分で集めようとやってみましたが、丸一日やっても捕まえられるミミズは数十匹で、これでは時間の無駄なので購入することにしました。ネットで探したところ「株式会社農業経営研究所」というところが良さそうだったので早速注文。電話で色々と説明もしてくれて親切で良心的な会社でした。この会社でコンポスト自体も売っていましたが、あまりコストをかけられないのでコンポストは自作することにしました。

 肥料も液肥も取りたいので、随分と前に解体現場からもらってきたバスタブを利用します。そのバスタブに合わせてまずは土台つくりから。

ミミズコンポストの土台

 液肥がバスタブの排水口から滴れてくるので高さを取りました。

バスタブ再利用

 バスタブに開いた余計な穴を大きめの空き缶を切り抜いて塞ぎ準備完了!バスタブはそのまま利用できるので重宝ですね。

 バスタブの排水口のところは目の細かい金網で塞ぎました。ミミズが脱走できないので、コンポスト内の環境管理はとても重要になりますね。バスタブの最下部に何か敷物を詰めたいとあちこち探していたら、家の裏の竹林にシュロが生えていたのを思い出し、丸々一本切り倒して、シュロの繊維質の皮を使うことにしました。

ヤシ科のシュロ

 シュロの表皮は天然の毛布と言っていい様な繊維で覆われています。これを剥いでコンポストの最下部に敷きます。

シュロの表皮剥ぎ

 背丈2メートル程のシュロの木ですが、敷物にするに十分な量が取れました。すごいですよね、この繊維。

シュロの表皮で底をカバー

 底敷きを終えたのであとは腐葉土を入れていきますが、お正月に食べた帆立の殻があるので、薪ストーブで焼いてから粉砕して混ぜ込むことにしました。

 十分に火が通っていると割と簡単に金槌で粉砕できます。この帆立の殻はコンポスト内が酸性になることを不正でくれるはず。

腐葉土を入れて完成

 腐葉土には、帆立の貝殻と大量の落ち葉に米糠を混ぜました。全部で70kgくらい投入しました。

ミミズコンポスト完成

 最後に、虫が卵を生みつけない様に、表面に農業用不織布を被せて完了です。
 あとはミミズの到着を待つのみ。今度の土曜日に到着予定なので楽しみです。

新春しだれ梅のつぼみ

枝垂れ梅の蕾

 枝垂れ梅の蕾が可愛らしく膨らんできました。年明けの寒い季節の中、小さな可愛らしい蕾がつき始め、季節を感じる瞬間でした。なんか蕾っていいですよね。今年はどんな花を咲かせるのかワクワクしますし、梅の花の香りを想像してほっこりしちゃいました。

猿の腰掛

 薪ストーブに焚べるための薪になる切り株を整理していたら、猿の腰掛が生えていました。

プチ水耕栽培の苺苗も元気

水耕栽培の苺

プチ水耕栽培の苺苗もここのところの寒さで葉が赤みがかっていますが、12月1日に植えてから今日まで一切水を足すこともなく、ただ見守るだけでも十分に成長しています。やはり、井戸水と土壌菌を入れるために土を一掴み入れたのが良かったのか、水質に変化も見られず、雑菌が意外と繁殖していません。

根っこも順調に成長

成長している根っこを見ると安心できますね。容器の中のしたの方が茶色に見えるのは、土を入れてあるからです。それと、曝気するためにエアレーションでブクブクしています。寒い冬を頑張ってこのまま順調に越して欲しいですね。

耕作放棄地に実った柚子

柚子

 耕作を放棄していた畑の隅に数十年前から植っていた柚子が結構な実をつけていました。木は強いですね。周囲の篠や草を刈り取って姿を表し、葉色や虫に食われて少し可哀想な感じになっていますがしっかりと実をつけていました。一つもいで早速使いましたがとっても良い風味を出してくれて、この木を大切にしようと思わせてくれました。

紅葉の絨毯

 違う畑の一角にタラの木を植えてあるのですが、ここ数日でタラの木の周辺は紅葉の絨毯が広がり少し立ち止まって見惚れてしまいました。踏みつけるのももったいない気がしてタラの木を少し遠くから様子を観察するだけにしました。

白長二十日大根の収穫

白長二十日大根

 10月6日に種をまいた白長二十日大根がとても美味しそうに育ちました。霜も降り始め葉っぱがしんなりしてきたので今日は収穫です。この二十日大根は葉っぱも丸ごと食べられますので、そのままお味噌汁に入れていただきたいと思います。